店舗オーナー「Instagram広告とMeta広告って、何が違うの?どっちを出せばいいの?」
こういった疑問に答えます。
僕は新潟で、工務店・コンサル・自社サービスなどのMeta広告を運用しつつ、店舗さんにはInstagramからの広告の出し方をレクチャーしています。
先に結論を言うと、最初はInstagramから出す広告で十分。慣れて数字が見えてきたら、Meta広告に進むのが、失敗しにくい順番です。
あと、これを知らずに損している方がかなり多いので先に言っておきます。
iPhoneのInstagramアプリから広告を出すと、Appleの手数料が上乗せされます。 パソコンから出しましょう。
📌 この記事はこんな方におすすめ
- Instagramの「宣伝」ボタンから広告を出している
- Meta広告をすすめられたけど、設定が難しそうで止まっている
- 少ない予算で、なるべく効率よく広告を出したい
Instagram広告とMeta広告の違いは「出せる場所」と「学習の精度」
ざっくり言うと、Instagram広告はInstagramのアプリの中だけで完結する広告、Meta広告はMeta社の広告管理画面から出す、もっと細かく設定できる広告です。

| 比べるところ | Instagram広告(アプリの「宣伝」) | Meta広告(広告マネージャ) |
|---|---|---|
| 出せる場所 | Instagram・Facebook・Threadsなど | |
| 設定の難しさ | アプリの案内どおりに進めれば誰でも出せる | 項目が多く、慣れが必要 |
| 地域・性別・年齢の絞り込み | できる(お店から半径◯kmなど) | できる |
| 成果からの学習 | 限定的 | ピクセルで「問い合わせした人」を学習できる |
| 顧客リストの活用 | できない | メール・電話番号から似た人に届けられる |
Meta広告は、反応がいい場所に寄せてくれる
Meta広告は、Instagramだけでなく、FacebookやThreadsなどMeta社のいろいろな場所に広告を出せます。
例えば「Threadsのほうが反応がいい」とMetaが判断したら、自動でThreads側に多く出してくれる、という調整もしてくれます。
注意:iPhoneアプリから広告を出すと、手数料が上乗せされます
ここは本当に知らない方が多いです。iPhoneのInstagramアプリから「宣伝」を買うと、Appleの決済手数料が上乗せされます。
Metaの発表を受けた海外の報道では、上乗せは30%とされていて、パソコンやスマホのブラウザから出せばこの手数料はかからないと説明されています。
細かい率や対象の地域は変わることがあるので、出す前に支払い画面の金額を必ず確認してください。
⚠️ 手数料を避けるには
- パソコンのブラウザでInstagram(またはMetaの広告管理画面)にログインして出す
- iPhoneのアプリの「宣伝」ボタンからは買わない
- Androidは扱いが違うと言われていますが、迷ったらパソコンからが確実です
同じ1万円の広告でも、手数料分だけ実際に広告に使われるお金が減ります。少額で回す店舗さんほど、ここの差は大きいですよね。
Meta広告でしかできない2つのこと
じゃあ、Meta広告は何がそんなにいいのか。僕が実際に使っていて「これはInstagramアプリの宣伝ではできない」と思うのは、ピクセルと顧客リストの2つです。

その1:ピクセルで「問い合わせした人」を学習させる
メタピクセルというタグをホームページやLPに埋め込むと、広告を見た人が「問い合わせボタンを押した」「LINEの友だち追加ボタンを押した」まで計測できるようになります。
すると、Metaが「問い合わせした人に似た人」を学習して、次からその人たちに優先して広告を出してくれます。
その2:お客さんのメールアドレス・電話番号から、似た人を探す
すでに持っている顧客情報(メールアドレスや電話番号)を、Meta広告の管理画面にアップロードできます。
例えば工務店さんなら、過去に契約してくださったお客様の連絡先ですね。
FacebookやInstagramには、登録や二段階認証でメールアドレス・電話番号が紐づいているので、そこから属性の近い人を見つけて、最初から精度の高い広告を出せます。
正直、すごいですよね。ちょっと怖いくらいです笑。
少ない予算でも問い合わせが取れる可能性が上がるのは、この2つのおかげです。
※顧客情報を使うときは、プライバシーポリシーでの説明など、お客様の情報の扱いに注意してください。
ただし、Meta広告の設定はかなり難しいです
ぶっちゃけ、普段あまりパソコンを触らない店舗・企業の方が自力でやろうとすると、ほぼ挫折すると思います。
- 管理画面がしょっちゅう変わる。YouTubeや記事の解説どおりに進まない
- 設定項目が多い
- ピクセルを入れるために、ホームページのコードを触る場面がある(プラグインで済むこともあります)
- コンバージョンの設定も別に必要
僕自身もMeta広告を回していますが、超一流の運用者から見たら、全機能の50〜60%くらいしか使いこなせていないと思います。
それでもピクセルとコンバージョンの設定ができるだけで、精度はかなり変わります。
店舗・中小企業は、この順番で進めるのがおすすめ
いきなりMeta広告に行かなくて大丈夫です。僕が店舗さんにおすすめしているのは、次の順番です。
お店の半径と、男女・年齢を絞って少額で試す
プロフィールへのアクセス、問い合わせの数を記録
プロに任せるか、自分で学ぶかを選ぶ
問い合わせした人に似た人へ届ける
Instagram広告から始めた例でいうと、新潟の税理士事務所様があります。それまではブログだけで情報発信していて、Instagramは使ったことがない状態でした。悩みを持つ人に絞ってInstagram広告を出したところ、配信を始めて早い段階で税務相談のお問い合わせにつながっています。
TikTokやYouTubeの広告は?
SNS広告はTikTok広告、YouTube広告、Xの広告などいろいろありますが、少ない予算で回すなら、僕は一旦Meta広告だけで十分だと考えています。
ただ、お客さんの中心が70代・80代なら、Meta広告よりチラシやフリーペーパーのほうが合います。40代・50代なら、Instagramで普通に届きます。
実際の支援事例
「設定が難しいなら、本当に効果あるの?」と思われるかもなので、Meta広告を使った支援の例を紹介します。
新潟の工務店様の完成見学会の集客では、Meta広告と申込ページの改善を組み合わせて、これまでつながりのなかった完全新規のお客様から初めて申込を獲得できました。
相続相談会の集客でも、チラシ頼みからMeta広告とLINEに切り替えて、新規の参加者と、相談後のフォローまでつなげています。
工務店の社長がコンサル事業を立ち上げた事例では、広告を出す前にLP・Meta広告・LINE公式アカウントをつないでおき、個別相談2件とLINEリスト40名につながりました。受け皿を先に作ってから広告を出す、という順番は同じです。
この話は、僕のYouTubeのvlogでもそのまま話しています。車の中や打ち合わせの合間に話しているので、ながら見でどうぞ。
よくある質問
広告の出し方について、よく聞かれることをまとめました。
Q1. Instagramの「宣伝」とMeta広告は、同じ広告として扱われますか?
どちらもMeta社の広告として配信されます。違うのは、設定できる細かさと、出せる場所、学習に使えるデータです。
Q2. ピクセルはどこに入れればいいですか?
ホームページやLPの全ページに入れます。WordPressならプラグインで入れられることもあります。そのうえで「問い合わせ完了」など、成果になるページやボタンを設定します。
Q3. 広告は自分で出すべき?プロに頼むべき?
Instagramからの広告なら、まずは自分で出してみるのがおすすめです。Meta広告に進む段階で、プロに頼むか、自分で学ぶために時間を使うかを決めればOKです。
Q4. 手数料はすでに払ってしまいました。取り戻せますか?
アプリで購入した分は、アプリの決済の扱いになります。次回からパソコンで出すように切り替えてください。
まとめ
Instagram広告はアプリの中だけで手軽に出せる広告、Meta広告はFacebook・Threadsまで出せて、ピクセルや顧客リストで精度を上げられる広告です。
まずはパソコンからInstagram広告で小さく試して、数字が見えたらMeta広告へ。この順番がいちばん失敗しにくいです。
| 段階 | 使う広告 | ポイント |
|---|---|---|
| まず試す | Instagram広告 | パソコンから出す(アプリだと手数料が乗る) |
| 慣れてきた | Meta広告 | ピクセルで問い合わせした人を学習 |
| もっと精度を上げる | Meta広告+顧客リスト | 過去のお客様に似た人へ届ける |
うちの場合はどうすればいい?を一緒に整理します
新潟の会社・お店のWEB集客を、裏方として手伝っています。
今の状況を聞いて、何から手をつけるかを一緒に決めるところからでも大丈夫です。


